今日は。看護師あんこです。
1年目病棟での年収
私が看護師になり新卒で看護師に入ってからの年収は、(夜勤あり)300万円後半でした。
以下、私が新卒(30代)で入職した病院での給与明細です。
確か、この位の金額でした。
夜勤の回数で給与も変動しますが、月々の給与は税込で¥35万弱くらいだったと思います。
基本給 22−23万
夜勤手当 1.8万円/回(月4回程度)=7.2万位
資格手当 3万円
残業代 なし
救急に配属されると給与が上がると聞いた事があります。
ICU配属だったのですが、実際に他の部署と給与の差があるのかは分かりません。
知り合い看護師に聞くと、上記夜勤手当の給料は高いようです。
都内でも公立病院の夜勤手当は半分もいかない金額のようでした。
公立はその分複利厚生がしっかりしていますので、年金、退職金は長く続ければ続くほど、もらえる金額は大きくなります。
知り合いの看護師は、公立病院、勤続5年で退職。退職金は約150万超え。とのこと。
しかし、看護師を辞めたい私にとっては、もはやお金ではありませんでした。
とにかく、看護師という職業から逃れたかったのです。
適応障害の診断。葛藤
その後も私はICUで働きましたが、苦痛の毎日が続く日々。
なんの為に生きているのだろう。
なんの為に働いているのだろう。
私の人生とは、なんなのか。
そんな疑問が毎朝、病院に行く前にふと浮かぶのです。
自分のコンディションが悪いのに、良い看護が出来る訳ない。
いや、そもそも看護職を自分はやりたいのか。自問自答でした。
その後、病院へ向かう時には、毎回動悸がするようになりました。
身体がSOSを出していたのです。(この時、ほぼ転職か退職を決意しました)
学生時代の友人、複数に相談すると、多くが同じ問題を抱えており、転職準備をしたり、既に転職していました。
友人の1人から、精神科に受診した方が良いと勧められ、受診に至りました。
ストレスで適応障害と診断。
看護師を続けていくべきか悩みました。
素直な気持ちは、看護師を辞めたい。
でも、自分にあった場所を見つけられれば、看護師を続けられるのかもしれない。
今回のICUという環境が自分に合わないだけだったのかもしれない。
でも、次の職場は見つかるのか。
見つからなければ、違う職をすれば良いのではないか。
違う意味での日々、葛藤が始まりました。
退職という決断・転職
転職で次の職場があるか不安もありましたが、退職に関してだけは決意は固かったのです。
世間では、以下のことが良く言われます↓
不安もありましたが、自分の命の危険を感じたため、退職を選びました。
・就職したら、長く続けた方が良い。
・転職するとやめ癖がつく。
・履歴書でのイメージが悪い。
しかし、転職をしてみると、私の職場環境は改善され、同時に年収UPも実現しました。
転職後は(夜勤なし)500万円程度となりました。
では、どのように現在に至ったのか。
私の例ですが、ご紹介します。
私は、看護師を続けるか、辞めるか。ここからの出発でした。
ネットでどのような職があるのか探したり、自分の気持ちと向き合ったりの繰り返しでした。
しかし、自分がどうしたら良いのか(正確には、自分がどうしたいのか)明確な答えは出ませんでした。
考えた結果、自分で考えただけでは、”答えは出ない”という答えでした。
看護師免許を使用して、どのような働き方があるのだろう。
働き先によってどのような特徴があるのだろう。
自分が納得出来る求人はあるのか。
疑問だらけでした。
当然ですが、
無知な私が考えていても、何も答えは出ません。
とにかく、情報収集を行なう為に、看護師の仕事を紹介する転職サイトに登録しました。
先ずは、信頼出来る仲介業者探しです。詳しく言うと、自分と合うコンサルタントを探すことが先決でした。
「合う」という意味は、私の希望、望み、今までの背景、考え、今後のライフイベントなどを考慮し、
真剣に私と向き合って、協力してくれる人はいるのか。という意味です。
看護師を続けていくことを前提に転職先を探すのであれば、
転職サイトを利用する利点はあると思います。
しかし、看護職自体を続けていくべきなのか分からず、すぐに転職先を紹介するレベルでもない私を、どのように扱い、悩みに向き合ってくれるのか疑問でした。
心から信頼出来、心のケアもしてくれるコンサルの方でないと、”適当に紹介されてしまうのではないか”と、信頼出来なかったのです。
もう辛い環境で仕事をしたくない。私はそれほど、看護職に対する警戒心を持っていました。
約4社ほど、ネットから登録を行い、そのうちの何社かは、本登録の為に、直接紹介業者のオフィスに伺い、コンサルの方とお会いしました。
私の希望条件・転職理由を聞き→いくつかの求人を提案され、求人の病院やクリニックの説明を受ける。
ほとんどの企業はこのようなマニュアル的な対応でした。
転職は、辞める理由があるから、退職に至る訳です。
辞めた理由に対する何らかの問題解決が出来るよう、
双方で話合い、就職先を考えていくことが重要となりますね。
救ってくれたNさんとの出会い
私が登録した中のある1社の転職会社の方(Nさん)は、とても熱心に話しを聞いてくれました。恐らく、今後、このような素敵なコンサルとは出会えないと思う程寄り添って下さいました。
「前職に戻っても良いですし、ストレスや悩みを吐き出すだけでもいいので、いつでもお電話下さい。」と言って下さり、
不安や相談したいことがあれば、電話をして悩みを聞いてもらいました。
Nさんは、私が看護師になったきっかけや今後の生活設計、ライフイベント、給与条件、働き方(日勤・夜勤ありなど)、転職理由など、
全て熱心に聞いて下さり、転職案件を常に探してくれたのです。
そして、紹介先の職場環境等の情報収集も事前に得られることも多くありました。
ヒアリングでは、私が看護職についてどのような考えを持っているのか、何を優先して今後の仕事を選びたいのか。など、多くのことが聞かれ、
私も自分自身と向き合うことが出来、どうしたいのか。という疑問に対して、答えが出ました。
看護師を続けてみようと思えたのも、Nさんのお陰でした。
是非、転職を考えているのであれば、
信頼出来、何でも話せるコンサルタントの方に出会える事が何より大切かと思います。
一人で抱え込まず、いくつかの看護師転職サイトに登録し、信頼できる転職サイトのスタッフさんを見つけて、相談されてみて下さい。