こんにちは。
看護師あんこです。
無事に看護学校を卒業して、自由だ!と思えたのは一瞬。
働くとまた異なるストレスが重くのしかかります。
看護師1年目で辛い辞めたいと思ったら(よくある退職理由)
看護業務上のミス・インシデント・アクシデント
1年目の看護でも、資格を持つプロの医療従事者と周り(特に患者さんやPtの家族)からみなされます。
しかし、現場レベルだと看護師1年目はまだまだ素人。
看護師1年目での手技、リスク管理、判断が自身では難しい状態にあります。
忙しい業務の中、そこで起こるのがミス、インシデント、アクシデントですね。看護師1年目の怖さです。
ミスは誰にでも起こりうる事なのですが、ミスを起こすと当然、心が痛むでしょう。
私が勤務していた病院でも看護師1年目で投薬ミス。インシデントが起こり、立ち直れず病院を辞めた看護師もいました。
どのようにして心のショックから立ち直り、どのようにしてリスク管理を看護師1年目に行っていけるのかが大切です。
先ずは、相談できる同僚、上司に辛い気持ちを聞いてもらいましょう。
看護師1年目で話せる人がいないと理解を得られなかったり、体験談を聞けないので抱え込んでしまうかもしれません。
話を聞いてもらえれば、自分以外の意見や見解を聞くことで、思考の癖や固定観念が払拭される事もあるでしょう。
このように自分のミスやインシデントで責任を感じて看護師1年目で辞めたいと思う方も沢山いると思いますが、ミスやインシデントは「誰にでも起こる事」なので、自分を責めすぎないで下さい。
ミスが起きたことを報告・共有する事で、自己の振り返りでミスの対策を講じる事になり、他の看護師もリスク管理出来るようになるのです。
ただ、ミスやインシデントが起こった後、同僚や上司のフォロー体制が不足していると、看護師1年目は特に自分を追込み過ぎて、看護師を続けることにストレスを感じます。
看護師1年目での休職・退職は不安もあるかと思いますが、視野に入れるべき時もあるかもしれません。
ミスやインシデントにより、ストレス症状などが出た場合には、看護師1年目ですが、身体の為に看護職を休む事も検討するのも良いかと思います。
新型コロナによる感染の恐怖
現在、新型コロナウィルスにより、医療が逼迫しされています。
感染症受入の病院では、日々、感染の可能性に恐怖を感じながら仕事をしていると聞きます。
友人の病院では、毎日、職員のコロナ感染者が続出しているそうです。
友人もコロナ感染が恐怖で、本当は辞めたい。と言っていました。
看護師1年目の病棟勤務と感染症のリスクを考えると、看護師として働くことが恐怖になるでしょう。
看護師も人間であり、もちろん大切な家族や守りたい人がいます。
看護師として使命感を感じて働いている人もいると思いますが、自分ではコントロール出来ない感情やストレス症状が起きた場合は、ミスやインシデントの時と同様、休職や転職も考慮し、ストレスから心や身体を開放してあげた方が良いかと思います。
コロナウィルスにて、採用を中止していた病院もあるようですが、採用面接を再開している病院、又はweb面接にて採用開始している病院もあるようです。
コロナ感染症で恐怖を感じていたり、疲弊して退職・転職を考える際には、感染症を受け入れていない病院やクリニックを希望するのが良いでしょう。
いつ、誰がコロナウィルスを持って病院に来院するかは分かりませんが、なるべく感染症の方を扱わない病院を選ぶことは出来るでしょう。
看護師1年目でも転職先は探せばあるのです。
看護師1年目、続けるべき人と辞めるべき人
看護師1年目で辞めたい。と思う理由は何ですか?
以下よくある退職理由を挙げます。
業務量が多い
ミス・インシデントを起こした(心が折れた)
人間関係がうまくいかない
研修、勉強会、委員会が多い
残業が多い、サービス残業もある
看護資格という責任が重い
理想の看護と現実のギャップ
自身が看護師に向いてないのではないか
やりたい看護が分からない
看護のやりがいを見い出せない
同期より手技・仕事面で出遅れている
夜勤で生活リズムが崩れた
厳しい縦社会
《辞めるべき・休職すべき・転職すべき人》
(上記にも述べましたが)身体的な異変が出ている方は看護師1年目でも、受診・休職・退職しましょう。
自分の身体・人生・時間を費やしてまで看護師として働く意味はないと思います。
自分の身体を1番に考えましょう。
《続けるべき人》
以下のような方は、転職などを視野に入れているが、辞めることが急務ではない方だと考えます。
・前向きな気持ちで仕事が出来ている
・転職を漠然と考えている(実際に転職活動になかなか踏み出せない・なんとなくまだいいかな、と思っている)
・最低1年〜3年は同じ場所で看護師を続けようと前向きに考えられる方
先ず、現在の病院(勤務先)で悩みが改善される余地があるか否かを見極めて下さい。
極論ですが、「看護師資格という責任が大きい」という事に不満の方は看護師を辞めるしか道がありません。
看護師資格を持っている以上、看護師1年目でも医療のプロとみなされ、責任は必ず伴います。
看護師1年目は、経験や知識が浅い。だからこそ、人間関係やフォロー体制、働く環境が大切となります。
経験を積み、仕事での判断が出来るようになると、自己肯定感も生まれ、自信が持て、看護の面白さが少しでも見出せるかもしれません。
私の場合、看護師1年目の職場:icuでの職場はサポート体制や教育が乏しかったように思います。
非常勤の看護師からも「(当時働いていた病院に対して)ここはちょっとね・・・きついと思う」と教育体制やサポート体制が欠如していると言われました。
看護師1年目、ストレスや自己否定が大きくなり適応障害という結果に致しました。
その為、私は看護師1年目に転職。(入職して約5ヶ月後に退職)
転職した結果は以下の通りです。
看護師1年目の退職→転職した結果
看護師1年目でも、
その後のキャリアに影響しない
社会的信用は下がらない
辞めグセがついて転職を繰り返すことはない(そもそも看護師は転職回数が多い)
夜勤なしの転職でも職種を選べば年収ダウンにならない(私は年収150万UPしました)
看護師1年目で転職した結果、スタッフや同僚に恵まれ、サポート体制や教育が整った環境で知識や経験を積み、自信や自己肯定感も生まれました。
今でも看護師を辞めたいとは思いますが、看護師1年目に比べ、心の余裕は出ています。
私が看護師1年目で辞めた理由
教育の欠如
私が入職したのは、「看護部長」が元看護学校の教員をやっていたとの事を看護師転職サイトのアドバイザーから聞いていました。
看護師1年目は教育が大切。教育熱心で、安心して指導が受けられる。とのことだった。
「研修」の頃、病院説明や教育方針説明などのデスクワークには看護部長が指導にあたっていた。
しかし、現場仕事になると、看護部長はおらず看護師長が現場の対応にあたる。
つまり、看護師1年目の新入職は、看護部長との関わり合いがほぼなく、指導をしてくれるどころか自身の仕事で手一杯な印象でした。
現場はプリさんが中心での指導だったが、プリさんも仕事が忙しくほぼ放置状態。
看護師1年目で分からないことは、沢山。
分かった事は、プリさんより他の看護師に聞いた方が何倍も早く、手際もよく、コツを教えてくれた。
当然ながら、その教えてくれる看護師は毎日いる訳でもない。
准看護師学校を終え、正看護師の学校2年目の実習期間を迎えた所であった為、出勤数は激減。
新卒のど素人、看護師1年目がICUで働き、命と隣り合わせの患者の看護はどれほどリスクが伴うことか常に恐怖であった。
特に看護師1年目の教育の欠如は、自分のリスクにも直結します。
看護師1年目は特に教育体制、フォロー体制の整った職場で勤務することを強くオススメします。
人間関係・上下関係
一般企業で働いていたからかもしれませんが、以下項目が全く理解出来ず、危機感に襲われました。
お局が出しゃばる・暴力的な言葉遣い・新人看護師からの挨拶を無視する・偉そうな態度・上から目線・看護師1年目に対して厳しい・申し送りの際、厳しい
質問をする(泣かせる)・謎の縦社会。
看護師歴の長い看護師同士は仲間意識があり、楽しそうに現場では仕事をしていました。
師長を始め、このような状況を問題視する人はもちろんいません。
看護師1年目には、悪質的に厳しいことを師長に報告しましたが、既に、新人に対して攻撃的・暴力的言葉をかける看護師がいることは知っているのです。
しかし、それは教育の一貫として、看護師1年目の新人を育てるための厳しさと考えていました。
また、尊敬出来る看護師先輩もおらず、師長も頼りにならず、看護師への不信感がただただ募っていき、看護師1年目をその病院で働いていたら性格が歪んでしまうと考え、身の危険を感じ退職へと気持ちが更に前進しました。
医療不信・人間不信
看護師1年目で医療不信。
お局看護師が、覚醒状態や反射を見る為、患者へ指示をだす。
「目を開けて!!」
「目を開けてー!!」と叫ぶが、患者の反応はない。
次に、看護師が声がけもなく、無理やり指で患者の目を開ける。
患者は「痛い。痛い。」と訴える。
お局看護師は「あなたが目を開けないからでしょ!」「じゃあ、開けてよ!」と怒鳴る。
私は看護師1年目ながら、その光景が乱暴過ぎてショックを受けました。
icuは、限られた面会者のみがお見舞いに入ることが出来、時間も限られている場合が多い。
つまり、外部の人間からは見えない空間で過ごし、重症度が高い為、手足も自由に動かせない状態で過ごしているのです。
そのような暴力的な行為において、家族が見たら相当悲しむと思いますし、不信感が募るでしょう。
私なら家族を絶対にその病院には入れたくないです。
病院という空間の中で起きるこのような虐待的・暴力的行為は医療不信、人間不信になった瞬間でした。
看護資格という責任の重さ
看護師1年目で勤務したicuでは当然重症度の高い患者さんが運ばれてきます。
意識もなく、手足も動かず、モニターに繋がれてバイタルや反射を調べ、輸液や経管栄養などで命が繋がれていきます。
私はこのような患者さんを見ている事が辛くなりました。
感情移入しない看護師の方がICUに向いているのではないか?と思うほど、心が辛くなったのです。
乱暴に患者さんを扱う看護師を見たので、過剰に辛くなったのかもしれません。
また、重症度の高い患者を看るという事は、リスクが高い状態にあるということです。
数ヶ月前に学校を出たばかりの素人が、フォロー体制も充実していない中で命を預かるという責任の重さに耐えられませんでした。
思い描く看護とのギャップ
看護学生実習の時は、病院側と教員からの看護指導がしっかりと受けられ、1人の受け持ち患者さんとじっくり向き合い、傾聴も出来ます。
しかし、看護師資格を持ち、現場で働き、お金を貰う「労働」という形になると全く状況が変わりました。
・患者さん・家族と話す時間がない
・多重課題が多い
重要なのは、上記の状態で、「看護師1年目」ということです。
看護師1年目は、無知・リスクの塊です。
経験のない新米看護師が未熟な状態のまま勝手に判断・実行する事は許されません。
看護師1年目を乗り切るには、先輩看護師・プリセプターに質問し、聞くしかありません。
多重課題の中、聞きながら処置・対応をしていくという工数で1日が終わります。
つまり、患者さんと向き合う時間がないのです。
ミス・インシデント・アクシデントを起こさないよう、看護師1年目は常にリスク管理をしていく重要度が最優先となります。
看護師1年目でICU勤務・急変患者を看るという状況も大きいかもしれませんが、患者さんとしっかり向き合いたかった私の理想と現実は異なりました。
毎日、表面上の仕事をとりあえず行っている感じでした。
自分である程度、アセスメントを行い、判断出来る。という目標さえ遥か遠くに感じました。
自分で判断するには危険な仕事が山ほどあるのです。
ほんの小さな事でも患者さんの命に直結するかもしれません。(ここの意識が低いとインシデント・アクシデントに繋がります)
リスク管理をしながら看護を円滑に進めて行く為には、看護師1年目の新人看護師にはしっかりと教育をしてくれる環境が必要なのです。
教育体制が悪く、患者さんとも向き合えない職場は、看護師1年目の私にとって働く意味をなさない職場となったのです。
夜勤
夜勤で一番ストレスだったことは以下の通りです。
・看護師の人数が少ない(急変・ステルベン時は地獄)
・嫌いな看護師先輩との夜勤は地獄
・夜勤明けの顔が老ける
・生活リズムのバランスが崩れる・持ち直せない
・生理前が辛すぎる
・日勤看護師がやり残した仕事が回ってくる
夜勤をすると生活リズムが崩れ、体力的にも精神的にも大変でした。
とはいえ、1年目で転職したので、夜勤をした経験は少ないです。
それでも、本来の人間が生活をするリズムが崩れるということは身体的ストレスが大きかったです。
ステルベンが出ると、人手が少ないので他の科に所属している看護師へ応援を依頼したりする必要が出てきます。
また、急変者の対応に追われると、時間によっては、日勤看護師へ業務を残してしますこともあります。
当然、仕事を残す事=先輩へ仕事を残すことになります。
その場合は、業務が終わるまで帰れないことも多々あります。
申し送りをする看護師先輩によって、協力してくれる先輩か、威圧的な先輩かによって、自分の緊張度も異なります。
夜勤明けは、通常運転でも身体的にリズムが乱れます。
急変が出ると、何倍も体力を奪われ、精神的にも疲弊しました。
夜勤は私にとって、天敵となりました。
その為、転職の際には、絶対に夜勤なしの職場に行くと心に決めました。
看護師1年目の再就職先はある?転職は厳しい?
結論から言いますと、再就職先はあります。
しかし、留意点があります。
看護師資格を持っているからと言って、経験のない看護師がどこでも面談が出来、受かるとは限りません。
経験のない看護師をいかに良い情報を先方へ情報提供し、交渉を行うか。アドバイザーの腕に掛かっていると思います。
それだけ、アドバイザーの質は大切です。
実際に友人も看護師1年目で転職し、何社か落ちたり、面談までいく過程が少々大変でした。
私も1社、面談を行いましたが、経験が浅いという点から不採用となりました。
支店の現場側では採用希望を出したらしいのですが、本部の採用担当者が経験不足を指摘したようです。
このように、看護師は経験の長さで判断されてしまう一面もあります。
看護師1年目の転職は、まず面談まで行き着くまでが勝負です。
病院側と交渉・やり取りと行うのは、全てアドバイザーなので、KEYポイントは信頼出来る転職アドバイザーを見つけて下さい。
特に、看護師1年目で転職を考える方は重視して欲しいです。
《留意点》
・良きアドバイザーを見つける(数社登録し、自分の面談=アドバイザーの面接を行う)
・自分の譲れない必須条件を決める(年収・夜勤の有無・やりたい分野など)
・希望案件がある程度固まってきたら、アドバイザーから案件についてのネガティブ情報を聞き出す
・経験が浅い為、面談まで行ける病院が少ないこともある
・(経験浅い為)教育が整っている病院の方が望ましいため、情報収集が大切(アドバイザーから具体的内容を聞き出す 又は 病院側へしっかりヒアリングしてもらう)
・面接で落ちる可能性も覚悟しておく
・退職理由・原因は何かを考え、転職条件に加える
看護師1年目の転職にオススメな看護師転職サイト(あんこ流の独断)
私の経験から、勝手にランキングを付けさせて頂きました。
が・・・極論、ランキングは存在しません。
何故なら、担当となったアドバイザーの質が全てだからです。
アドバイザーの人間性・コミュニケーション能力・質問力・経験・知識・熱量・病院側とのコネクション。
(全てorいずれか)が揃っている人、全てがダメな人、相性が合わない人、色んなパターンがあるからです。
厳密に言えば、こちらのランキングは以下名前となります。
(実際に登録してみて)「あんこ」にとって、信頼出来るアドバイザーがいたランキング。という事になります。
1位 ナース人材バンク
2位 看護のお仕事
3位 マイナビ看護師
看護師転職サイトに登録した際、人それぞれ、転職アドバイザーによって自分のランキングも異なると思います。
先ずは数社、登録をオススメします。
看護師1年目の転職。面接での退職理由は
結論から言いますと、アドバイザーへ相談する。
アドバイザーは転職のプロなので、そのままの理由を伝えて大丈夫なのか、どのような言い回しであれば問題ないのか教えてくれます。
私が看護師1年目で転職活動をした際は、そのまま正直に伝えてもらって大丈夫です。と言われました。
私の一番の退職理由は、(ICUで)救急の仕事が疲れたから。でした。
転職先での面接では、救急の大変さ・人間関係なども含め、理解が得られました。
私も看護師1年目でどのように思われるのか、不安な気持ちを持っていたので、アドバイザーへどのように伝えるのか、退職理由を相談し、予め対策は行いました。
1年目の看護師転職 オススメの就職先
結論:あなたの退職理由は何ですか?
これが答えです。
これが自分で分からなければ、転職は成功しないでしょう。
もっと自分と向き合いましょう。
大切な事は、退職理由となる事柄を転職で改善出来るようにすることです。
退職理由を改善出来ない職場環境であれば、転職回数はエンドレスとなります。
実際に入ってみなければ分からないことも当然あります。
100%全てが叶う職場はないでしょう。
情報を集め、自分が働き続けらそうな職場を探し、安心して働けそうな職場で勤務で勤務出来るよう可能性を少しでも高めるのです。
故に、情報収集はとにかく重要です。
大切なこと:現場の情報を知るアドバイザーを味方に付けて下さい。
良い面だけを言ったり、「悪い情報を聞いた事ないです」を何度も繰り返すようなアドバイザーはあまり信用出来ません。
又は、持っている情報が少ないと思われます。
アドバイザーの質をしっかりと見てください。
1年目看護師夜勤なしの主な就職先
私は、看護師1年目の転職の際、「夜勤なし」が条件でした。
主な選択肢は以下のような勤務先が挙がると思います。
・クリニック
・美容クリニック
・透析(準夜勤あるかも)
・デイケア
・訪問看護
・病棟(日勤)
・介護老人保健施設
漠然と思い浮かんだのは、透析 or クリニック or 訪問看護師?
しかし、穿刺行為に生理的抵抗が元々あったので、透析は除外。
また、訪問看護師は台風でも大雪でもどんな天気であれ、患者の家に訪問に行かねばならない。
それは、自分には出来ないと思いました。(日焼け嫌。寒い時期も嫌い。無理。)
残ったのは、クリニックでした。
看護師1年目のクリニック。不安もありましたが、スタッフの方々が良く楽しく働ける職場に出会えた瞬間でした。
看護師1年目でも転職して私は大正解でした!