こんにちは、看護師あんこです。
今回は、実は密かに利用者が増えている退職代行についてお話したいと思います。
実際に、知り合い看護師が退職代行を利用して退職しました。
今までは退職代行を利用した人を耳にしたことはなかったのですが、
その病院では何人もの看護師が退職代行を利用してちょっとした流行が起きているというのです。
何故、ある看護師は退職代行を利用したのか?
退職代行の実態、メリット・デメリットを解説していきます。
看護師が退職代行を利用した理由
友人看護師Sさん、20代。関東の病院に勤務。
有給消化は難しく、ブラックな病院。しかし、人間関係がとても良い。
この状況が何故辞めにくいのか?
私でもズルズルと勤務をしてしまうケースかもしれません。
Aさんは、病院の制度は嫌いだが、スタッフは好き。
自分が辞めることで、周りのスタッフに迷惑を掛けたくない。と悩んでいました。
迷惑を掛けたくないのであれば、その病院で仕事を続ければ良いのですが、
人間は自分が一番可愛い生き物。
他人を優先して、自己犠牲を払ってもそう長続きはしません。
結局、精神的に追い込まれ、
最終的に彼女は、退職代行を利用して突如、職場から姿を消したのです。
ロッカーは空っぽ、その後、職場の人とは一切連絡も断ちました。
その後、職場には退職代行業者からの電話が・・・
ブラック病院の実態
Sさんが退職代行を利用した理由はもう一つ。
病院側の強い引留めとブラック企業の体質にありました。
退職したいと師長に相談すれば、退職の先延ばし・休職・異動などの提案をされ理解・退職受理をされない。
退職は1か月先、GWまで、年末まで、1年先まで。という提案をされ、随時、先伸ばしで取り合ってくれない。
先延ばしは出来ないと言えば、休職の提案と異動の提案。
看護師先輩の退職を見ていると、有給が余っているのに、退職の際、有給消化出来ない。
受理されない以上、有給も給与も退職金も貰えるのだろうか?
そんな悩みを抱えていました。
何年も頑張って働いた病院。
金銭面で不利益を被るのは、大きなロスです。
そこで、第三者を介入させる退職代行利用に至ったのです。
退職代行の需要が伸びている!
“退職代行”
インターネットで月に3万回ほどの検索回数があります。
検索数が多いということは、興味レベルの人もいると思いますが、
退職代行の利用を考えている人も少なからずいるでしょう。
注目を集めていることは事実です。
最近は、需要が多いことから企業の乱立もみられているようです。
看護学校もそうでしたが、需要が伸びると市場が過熱し、新規参入も多くなり、競争が高まります。
退職代行選びには注意を払った方が良さそうですね。
退職代行の役割
<退職代行仕事内容>
退職代行の仕事は大きく分けて2つに分類されます。
①退職代行業者:退職意思の伝達、退職に必要な事務的書類、荷物引き取り等の処理を行う程度
②弁護士が所属する退職代行業者:①に加え、退職条件の交渉、退職に関する法律相談
<費用>
①退職代行業者:3-5万
②弁護士が所属する退職代行業者:5万前後
上記の通り、弁護士が所属していない業者の場合、依頼出来る内容が異なります。
自身の退職出来ない理由、背景によってコスト面と考えると良いかと思います。
Sさんの場合、ブラック病院にも関わらず退職を受理してくれない。
有給残日あり、退職金支給対象者だった為、金銭面的に損失なく退職する為、
第三者(退職代行)に依頼した方が、安心と確実な結果を得ることが出来たそうです。
Sさんの場合は、金銭面、有給消化についての交渉が入った為、弁護士所属の退職代行に依頼したそうです。
看護師従事した年数によって有給残数、退職金なども変わります。
就業規則を確認し、退職金が貰える対象なのか、必ず確認してください。
退職代行の選び方
退職代行の会社は、今や、100社を超えると言われています。
その中で、どのように企業を
選べば良いのか?
大きく分けて3種類です。
- (弁護士のいない)退職代行企業
- (弁護士所属する)退職代行企業
- (弁護士のサポート付き)退職代行組合
法律的な問題が起きた時、弁護士でなければ交渉出来ない案件があります。
弁護士法第72条では、弁護士以外の人物が報酬目的で法律相談や第三者の代理・仲裁・和解を行うことができない。
と法律で定められているそうです。
つまり、弁護士であれば、法的な条件に縛られずに交渉が出来るということです。
お金に関する交渉が発生する可能性のある場合、弁護士が所属する企業をおススメします。
退職代行に悪徳業者がある?
退職代行業者が多く乱立する中、少なからず悪徳業者もいるようです。
以下、ダイヤモンドオンラインにて記載された記事です。
『退職代行はおいしい』と代行業者が雨後のたけのこのように林立しだした。しかし、中には怪しげな業者も多く、利用者との間でトラブルになるケースが増えている。特に聞くのは、業者に依頼したのに円満に退職することができず、結果として“飛んだ”状態になってしまい、逆に会社側から損害賠償請求の訴えを起こされるなどのケース。
参照:ダイヤモンドONLINE
残念ながら、悪徳業者が否かを前もって知ることは困難でしょう。
退職業者に依頼する際には、以下ポイントを留意しましょう。
- サポート内容と料金体系は平均的か?
- 自身のサポートはどこまで必要なのか?
- 弁護士が必要な場合、料金に含まれているのか?
- 困った時の相談窓口(連絡先)はあるのか?
一番気になる点は、料金体系と成果でしょう。
会社のHPに退職成功例と退職成功件数が記載されている企業もありますので、確認しておいた方が良いでしょう。
LINEで無料相談が出来る退職代行社もありますので、
内容を相談し、見積もりを頼み、比較した方が良いかと思います。
業者比較!
いくつか退職代行の業者を比較の為にピックアップしてみました。
- 退職代行Jobs
顧問弁護士指導の下で業務を行う、LINEで24時間対応、費用27,000円(税込み)、退職出来ない場合は全額返金、年齢層:20代がメイン
弁護士監修!低価格で24時間サポート対応【退職代行Jobs】
- 退職代行ガーディアン
法適合の労働組合だから法律に沿って交渉可能。即日出社せずに退職可能、LINE相談OK、費用29,800円(追加料金なし)、年齢層:20代がメイン
東京都労働委員会認証の合同労働組合【退職代行ガーディアン】
- 弁護士法人みやびの退職代行サービス
弁護士が代行で直接交渉、他者に断られたケースでも対応可能、全国対応OK、LINEで24時間対応、年齢層:20-50代、着手金55,000円(その他オプション費用あり)
法律的に対処!退職100%成功【退職代行弁護士法人みやび】
弁護士集団である”退職代行みやび”はやや値段が高くなりますね。
自身の退職に必要な手続きとコストを比較して利用すると良いかと思います。