こんにちは、看護師あんこです。
看護師の急な休みの連絡はどうしてますか?
看護師も風邪・ストレス・家庭の事情・体調不良などの急な休み(欠勤)が必要になることは誰でもあります。
無理をして出勤しても、十分に働けるのか自信がない、気持ち的に出勤したくない、身体が思うように動かない。など心身共に弱っている時はお休みして、十分に休息を取りましょう。
急な体調不良・・・休みたいけどなかなか休めない?判断は?どうすれば良いの?
先ずは、自分が働いている病院を思い出してみて下さい。
急な体調不良でスタッフの休みが出た際、病院のスタッフは嫌な顔をしていますか?
師長は怪訝な顔をしますか?不機嫌な表情になっていますか?
スタッフ欠員のポジションへ異なるスタッフを調整し、補填していますか?
スタッフに協調性があり、協力的であれば、皆でなんとかしようと現場を回します。
急な体調不良の病欠スタッフに対して、ネガティブな感情を持つ部署の場合、体調不良だろうと、当たりは強いかもしれませんが、患者さんを看護出来る状態か否かを自分でしっかり見極めましょう。
体調不良で出勤した場合、患者さんへのミス・インシデント・アクシデントを引き起こすリスクが上がります。
また、患者さんや周りのスタッフに迷惑をかける・自分を苦しめるという結末になるかもしれません。(自分も守りましょう!)
看護が出来ない状況であれば、休むという選択肢を取った方が、患者さんにも周りのスタッフにも迷惑が掛からないでしょう。
現場の病欠に対する反応と自身の体調の悪さがどの程度なのかによって決めると良いかもしれません。
私の場合ですが、休む判断基準は以下の通りです。
①37.5度以上の熱発であれば、どんな状況であれ、お休みします。
②微熱+寒気:お休みします。
③微熱+感冒症状+倦怠感:お休みを視野に入れる(私は休みます)
④微熱+感冒症状:出勤
①は既に熱発している状態=感染源であり、仕事に支障が出るレベルですので休みを取りましょう。自身が感染源である場合、医療機関にかかり、医師に診てもらうことをオススメします。
②悪寒があるという事は、これから熱が上がるかもしれません。こちらも感染源になったケースも考えられます。炎症レベルによって高熱が出る恐れもあります。高熱が出ると帰宅の際、ふらつきが出たり、最悪立ち上がることも出来なくなる為、移動が大変ですし、周りに迷惑がかかります。医療機関にかかり、大事を取って休みましょう。
③は、出勤しても使い物にならない・その後体調が悪化するかもしれないケースです。看護に抜けがあったり、集中出来ないことが懸念されるので、私は病欠にて休むことを選びます。悪化すると、休み(欠勤)が続くようになります。
④は、少々体調不良はあるものの軽症で働けるレベルだが、体調が少し辛い時は現場で周りのスタッフに体調悪いと公言しておく作戦を取ります。先輩看護師の配慮で早退出来るかもしれません。そして、体調不良で出勤した場合、翌日悪化しても休みやすくなりますので、パフォーマンス的な為にも軽症であれば休まずに出勤します。
ただ、出勤した事で体調が悪化し長引く場合もあるので、ご自身の体調をみながら必要であれば休みを取って下さい。
また、強い倦怠感がある場合、インフルエンザなどの前触れかもしれませんので、無理せずお休みしましょう。感染力の強い感染症の場合、病院が死活問題に発展することもあります。特に高齢者が感染すると重症化するリスクが高いので、しっかりと医療機関を受け、自身が感染源ではない事を確かめる必要があります。
自分が感染源にも関わらず、他のスタッフに悪いから。という安易な気持ちだけで出勤すると、後々、何倍もの人に迷惑をかけ、自身の体調管理・看護師としてのリスク管理が出来ていないと見なされてしまう事もあるでしょう。
免疫力の低い患者さんがいるという事を忘れず、患者さんやスタッフの皆さんへ迷惑をかけない為にも休むという選択肢があることを看護師として忘れないで下さい。
当日、朝起きて、熱っぽい、身体が怠いなど、体調が良くない時は無理をせずにお休みを取りましょう。
お休みの場合、連絡は何時頃?いつ連絡する?
体調不良でお休みする場合、先ずシフト表を見ましょう。
当日休むという判断をした場合、なるべく早く上司に伝えた方が良いので、必ず自身が出勤する勤務時間前に連絡を入れるようにします。
お休み連絡は、基本、上司がいる時に直接電話で伝えましょう。
何故なら、上司は部下の管理や指導する責任がありますので、部下の状態把握を行わなければなりません。
師長が不在の場合、次の上司に当たるスタッフは誰か、どんなシフトで勤務しているのかを確認します。
相談出来そうな上司がいれば、なるべく早く、お休みの意向を伝えましょう。
スタッフが欠けた場合、代理の看護師を調整し、看護業務が回るように全体の業務を見て考えなければなりません。
上司も自分の部署の看護が滞りなく進むよう、スタッフの配置を考え、患者さんに対するインシデントやアクシデントが起こらないようリスク管理をするのです。
夜勤の場合、シフト表で変われそうな同僚、部下がいれば、上司に相談し、提案してみるのも良いでしょう。
どんな理由でお休みの連絡をするのか
今まで働いてきた中で、当日のお休み理由は以下のような理由が多くありました。
・病欠:圧倒的に多い理由です。
体調不良の場合、現場側は無理に出勤を要求出来ないので、早い回復を祈るばかり。となります。
ある看護師は、体調不良を理由にズル休みをしているスタッフもいました。
現在の病院では、欠勤は賞与に響くので、その場合には注意が必要です。
有給があれば、有給消化という形でお休みが取れます。しかし、急なお休みが何度もあったので現場サイドでは一緒に働きたくない、すぐに休むから不安という声が多々聞かれました。
チームで働く医療現場では、スタッフが1人欠けると調整や業務負担が重くのしかかるので、周りのスタッフからはあまり評判は良くないことも。
・親族の体調不良
・親族の入院・病院の付き添い
・冠婚葬祭
女性は特にライフイベント、結婚や子供が産まれると生活環境が変わり、諸事情などにより、お休みする事も増えます。
周りのスタッフから理解が得られる病院、ある程度の融通がきく病院、自身が働きやすいと思える職場を選ぶのも一つの選択肢かと思います。
急な休み・体調不良 電話連絡で伝えるべき内容
電話連絡をする場合、以下の事を伝えていきましょう。
上司(師長や看護師先輩)も看護師なので、部下がどのような体調か気になるでしょう。
また、翌日も休み予定に入れた方が良いのか等、スタッフの人員調整や配置調整なども視野に入れるでしょう。
体調不良の状況を伝え、現場に理解を得ること。
自分を守る為にも、しっかりと情報発信をしましょう。
①休む理由(急な体調不良・家族の体調不良など)
②(体調不良の場合)今、どんな体調・症状か、熱発はあるか、薬は飲んでるか、医療機関にかかる予定か
③引継ぎ事項の有無
④(必要性あれば)欠勤or有給申請などの手続きについて
また、病院によって必要性あれば、総務への連絡も行いましょう。